もしご自身の歯を失ってしまった場合の選択肢の一つとして「インプラント」があります。
この項目ではインプラントの解説から実際の症例まで、徹底的にご案内致します。
歯科用語で「人工歯根」のことを「インプラント」と呼びます。
一般的に歯を失ってしまった場合の治療法としては「入れ歯」や「ブリッジ」で残っている歯や歯茎を利用して、人工の歯を支えていく治療法があります。
しかし、上記の治療法では「噛む力が弱くなる」「残っている歯に負担がかかる」といった問題が生じてしまいます。
そこで、「インプラント」が新たな治療法として注目されています。
インプラントの歯根はチタン製でできており、体に馴染む素材で本物の歯に近い構造を作ることが可能です。
見た目も天然の歯と変わらず自然で、根本からしっかり固定されているので、「入れ歯のように口の中で動いてしまう」「話がしにくい」等の違和感もなく、元の天然の歯がある時と同じように生活できるようになる画期的な治療方法です。
① カウンセリング
丁寧なカウンセリングを行い、治療の疑問や悩みを解消していきます。
十分なコミュニケーションを図り、より納得のいく治療を可能にします。
② 精密検査
人工歯根を埋め込む顎の状態を調べます。
インプラントで最も重要なことは、人工歯根を植えるに必要な顎の骨の量や厚みがあるかどうか、どのような状況なのか検査します。
検査の結果を受けて、実際使用する人工歯根の長さを決定していきます。
③ 手術
人工歯根を顎の骨に埋め込む手術を行います。
安心・安全な治療を行う為、滅菌消毒管理の下で行います。だいたい2時間ほどで終わります。
局部麻酔をしているので、手術中の痛みはほとんどありません。
手術後およそ2週間で縫合した部分の抜糸をします。
※当院では手術に際し、麻酔専門医に来て頂いておりますのでご安心下さい。
④ 人口歯の型取り・装着
人工歯ができるまでは複数回の通院が必要になります。(一般的には2~5回くらいの通院が必要です。)
色、形、歯並びなどの外見や機能も含め、慎重に人工歯の出来上がり具合を試します。
人工の歯が完成し、人工歯根に固定し、インプラント治療は完了となります。
⑤ メンテナンス
治療完了の一週間後に定期検査を行います。
その後は1ヶ月後、3ヶ月後と定期的に検査をします。
それからは半年に1回、経過が良ければ年に1回くらいの定期チェックを行います。
当院ではインプラントと平行して入れ歯の制作も行なっております。
インプラントに比べ安価での治療が可能です。